ほとんどのプラスチックは石油のみを原料としています。
ポリ塩化ビニル樹脂(以下、塩ビ)は例外で、食塩と石油を原料とし、その割合は、食塩分が約6割、石油分が約4割です。
また、高い難燃性と耐久性を有する特徴があり、可塑剤を併用することにより固さを自由に調整できます。
無尽蔵の食塩を原料とし、製品が長寿命でリサイクル性に優れることから、省資源のプラスチックです。
2000年前後、ダイオキシン発生原因との報道から塩ビ離れが起こりましたが、ダイオキシンは不完全燃焼により生成するもので、焼却条件の適正化により解決が図られています。
昨今は、コストを含めて塩ビの加工性、物性の良さが見直され、新たにさまざまな分野のお客様からもお引き合いをいただいております。
新第一塩ビは、パイプ、電線被覆、フィルム等の原料となる汎用塩ビと、壁紙、床材、手袋等の原料となる特殊塩ビ(ペースト塩ビ)を製造、販売しています。
新第一塩ビの製品は、日本ゼオン、住友化学、サン・アロー化学(現トクヤマ)、トクヤマ4社で培った伝統ある技術と実績に裏打ちされた優れた品質を有し、お客さま製品の高品質化を支える新規グレードの開発にも取り組んでいます。
営業、開発、技術サービスグループが一体となって、お客さまのニーズを的確に捉え、よりスピーディな解決に努めています。
塩ビを新規に検討されるご相談等、何なりとお問合せください。
お問い合わせ TEL:03-3595-0721